新築を検討する上で、必ずと言っていいほど
「太陽光はつけた方が得ですか?」という質問を受けます。
現在検討している方にも言えるのは、「今ならつけた方が良い」です!
なぜ、つけた方が得をするのか?
1.電気代金の急激な高騰
2.パネル性能の向上による発電効率の増加
3.蓄電池、EVとの連携
3つの主な要因です。
【電気代の急激な高騰】
(日軽新聞記事:参照)
昨今は電気代、燃料費調整額共に大きく値上げしています。
また、6月1日から更に値上げが予定されています。
高騰の原因はロシア、ウクライナ交戦による石油、石炭などの
資源不足や円安による天然ガスの輸入価格高騰の煽りを受けています。
日本は火力発電による、電力調達の割合が大きい為、
火力発電のエネルギーの約9割を担っている石炭、
天然ガスの調達コスト高騰は、そのまま電気代の値上げに影響します。
【パネル性能の向上による発電効率の高まり】
太陽光発電は、2012年7月に、固定価格買取制度(FIT)がスタートしました。
FITは10KW以下の容量を10年間決まった金額で電気事業者が買取してくれる制度です。
現在、制度がスタートの頃に太陽光を搭載し、FITによる買取を始めた方は
10年の制度が終了しています。
太陽光発電協会のデータによれば、一年間の発電量の低下率は
0.3~0.5%と示されています。
世に普及して10年経ち、様々なパネルメーカーも研究を重ねている事から、
普及し始めた頃よりもパネル自体の発電効率が向上しているとの事です。
【蓄電池・EVとの連携】
2022年の太陽光のFITによる固定買取価値は1kwh/16円です。
しかし現在、電気代金の高騰により、
発電価格が買電価格を下回る金額になってしまっています。
その状況下では、蓄電池を導入し売電ではなく、
貯めた電力を自家消費する方が、有効だと考えられます。
EV車の普及に伴い、余剰電力をEVの充電へと使用する事も可能です。
実際に海外の自動車メーカーは2030年を機に、
ガソリン車の販売を禁止する方向性も示唆されていることから、
日本でもEVの普及が本格化していくのは明らかです。
★まとめ★
上記の主な理由から、太陽光発電はつけた方が良いという結論に至りました。
確実な正解はありませんが、
ZEH住宅の補助金や住宅ローン減税などの優遇措置もあります。
更に電気代の高騰、蓄電池やEVの普及など、
太陽光がある方が有利になる場面が増えると予測できます。
設置を検討している方は、参考に検討してみて下さい!