今や耐震性に優れた家を建てるというのは当然になってきていますが、いくら耐震性能を高めても必ず防げるわけではないのが地震です。
地震はいつ・どこで起こるか分かりません。
自分の身は自分で守らないといけないので
日頃からの備えと地震が起こった時の対応能力が大切となってきます。
いざという時に家族やペット、自分の安全を守るために
どのような行動をとれば良いのか
しっかりと知っておきましょう。
今回は、
『地震時家の中で安全な場所』
『地震時危ない場所、避けておく場所』
『地震の備え』
についてご紹介します。
★家の中で比較的安全な場所★
・机やテーブルの下に隠れる
地震が起きた時、落ちてくる物から身を守るために
頭や体を守るために机やテーブルの下に隠れる。
テーブルの上や周りに置いてある物が落ちてくることもあるので
注意してください。
・開けた空間
家の中で開けた空間があれば、落下物などから身を守るためにそこに移動します。
ただし、窓の近くは避けるようにしてください。
ガラスなどは割れる可能性があります。
・ドア枠や柱の近く
一部の建物では、ドア枠や柱が耐震設計によって強化されています。
そのため、地震が起きた際にはこれらの頑丈な部分に近づく事ができれば安全です。
ただし、周りに落下物や割れやすい物がないか確認してください。
・壁際に移動する
天井や家具からの落下物を避けるために、
壁際に移動すると良いです。
落下物が避けられる可能性が高まります。
★危ない場所、避けておく場所★
・ガスストーブやコンロの近く
ガスストーブやコンロから火災が発生する可能性があります。
地震が起きた時は、ガスストーブやコンロの近くにいないようにしましょう。
・階段やエレベーター内
マンションに住んでいる方などはエレベーターを使ってしまう可能性がありますが、実際は地震の時、非常に危険な場所になります。
階段やエレベーター内にいると、倒れたり閉じ込められたりする危険性が高まります。
もし、エレベーターに閉じ込められた場合は、
全部の階を押して止まった階で降りるか、
インターホンで連絡を取るようにして対策しましょう。
・大きな家具の周り
大きな家具の周りは、地震が起きた際に家具が倒れたり
崩れたりする可能性があります。家具の下に隠れる代わりに、
机やテーブルの下などに隠れるようにしましょう。
・ガラスや窓の近く
地震が起きた際には、ガラスが割れたり、
鏡が落ちたりする可能性があります。
ガラスや鏡の近くにいるとケガをする危険性が高まります。
・避難計画の作成
地震が発生した際の避難計画を作成し、
定期的に確認しておくことが大切です。
安全な場所への避難経路や待ち合わせ場所を決め、
家族全員が理解していることを確認しましょう。
・非常用品の準備
非常用品を備えておくことが重要です。
飲料水、非常食、ラジオ、懐中電灯、救急キットなどを備え、
緊急時の備えを整えておきましょう。
ネットでまとめて避難用品を買えるグッズなども販売しています。
・ペット用品の準備
ペットフードやペットシーツ、トイレ用品、おもちゃ、ブラシ、リード
洗濯ネット(猫の移動時などに使用)を用意しておく事が大切です。
はぐれてしまった時用に首輪に名前や電話番号を
書いたりしておくことも重要でしょう。
・家屋の耐震化
地震による被害を最小限に抑えるための重要な対策です。
建築基準法に基づいた耐震診断を行い、
必要に応じて補強工事を行うことがオススメです。
・地震保険に加入しておく
地震保険自体は、地震が起きた際に人命に関する内容ではなく、その後の家の保全に係る内容です。
地震保険は、単体で加入することは出来ず、火災保険に特約として付随することで、地震保険への加入が可能になります。
補償内容は、火災保険の保険金額の50%がベースとなります。
100%でない理由としては、火災は発生確率が個々に委ねられるのに対して、地震は天災であり、予測不可能のため、100%の保証をすることが困難だからです。
地震や地震による津波などの損害は、火災保険単体には含まれないので、地震等によるリスクに備えたい人は地震保険に加入した方が良いです。
★まとめ★
今回は地震対策に焦点を置き、予備知識として紹介させていただきました。
弊社が本社を構える岡山県は自然災害も少なく、生活環境としては大変適しています。
よって、都心に住まわれている方が、岡山県にセカンドハウスを持ちたいという理由で、物件探しをお手伝いしたことも多いです。
裏を返せば、岡山県の方は都心に比べて、危機管理能力が薄い印象もあります。
万が一が起きたときに対処できるように、是非定期的に避難経路や身の回りの安全を確認してみてください。
今後は南海トラフ地震も囁かれています。他人事だとは思わずに、一人一人が人命を確実に守れるように、対策をするきっかけとなってくれれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。