★住宅ローンを組む場合★
個人が住宅を取得する場合は、大半は住宅ローンを活用する方がほとんどといえます。
今回は住宅ローンを活用する際に、おススメの特約の保険をご紹介していきます。
フラット35を除いて、団体信用生命保険(以下団信)に加入する必要があります。
団信とは、債務者が死亡、または高度障害になった場合に、
住宅ローンの残債が完済される制度です。
この制度により、一家の大黒柱に万が一があった場合でも、
残った家族に債務が残らない様になっています。
通常の団信は、死亡、または高度障害になった場合に
保険適用ですが、特約を付ける事が可能になります。
その一つが、ガン団信です。
ガン団信とは、金融機関所定のガンになった場合に住宅ローンの
債務が完済される制度です。
★ガン団信のメリット★
1.診断時に0になる商品もあり、その後完治した場合でも、残債は0のまま。
2.もし万が一ガンに罹ったとしても、ローンの心配をしなくて良くなるので
治療に専念出来る。
3.最悪がんになったとしても、早期発見で治れば、割安で住宅を取得出来たことになる。
★デメリット★
1.金利がプラスになる(0.1%~0.3%)金融機関によって差があり
2.基本的には融資実行日から90日間の免責期間があり、
途中加入や途中解約は不可
3.一部のガンは保証対象外となる
★どんな人かオススメか?★
○ガン家系のひと
ガン家系は、そうでない家系よりもガンに罹るリスクが高いです。
万が一へのリスクヘッジとして、
加入しておいて損はないかと思います。
○完済時の年齢が高くなる方、40代以降でローンを組む方
ガンが発症する確率は、年齢が高くなる方や、
40代で初めて住宅ローンを組む方などは、
視野に入れて考えた方がご安心いただけます。
〇家族が多い方
旦那さん一馬力で、奥様と子供が数人いて住宅を購入した方などは、
旦那さんが万が一ガンに罹ってしまい、治療の為仕事が出来なくなるとしたら、
その間は家計が火の車状態になってしまう危険性が高くなります。
ガン団信はあくまで万が一への備えではありますが、
家族が多い方も、加入を検討するべきだと考えます。
★まとめ★
ガン団信は必要か? 加入には、毎月のローン支払いに加えて、銀行による違いはあれど、
毎月0.1~0.2%前後金利が高くなりますので、迷われる方も多いかと思います。
今現在はペット検査などの検査技術が向上しており、ガンが見つけ易くなっている事と、
早期発見であれば治る可能性が高い病気になりつつありますので、
私は加入をオススメ致します。
但し、銀行によっては満額ではなく50%のみしか補償が無かったり、
診断確定時に払われるのではなく継続して〇〇日以上入院した際に支払われるなど、
条件が変わってきますので、その点はよく確認する必要があります。
早期発見でもし治れば、その後ローン支払いは消えて住宅のみ残りますので、
そういう意味でも保険としては有効かと感じます。